東京豊新ライオンズクラブ 被災地支援アクティビティ報告
報告:赤尾嘉晃
2013.10.9.(水)、石巻市牡鹿半島 鮎川地区と市街地にあるボランティア団体を訪問をしてまいりました。両地区は当クラブ震災復興アクティビティ先で、3回目訪問の鮎川地区は、写真のとおり昨年7月とほとんど変化していませんでした。
また、2011年秋に寄贈した製氷機は商工会内で作動しており、その氷は、仮設商店街の飲食店で利用され、地域での魚の出荷時やお祭りなどで活躍していました。夏場は、1日3-4回転のフル稼働だったそうです。(石巻市稲井牡鹿商工会事務局長談)
製氷機が地区住民生活、商業にとってなくてはならないものになっていました。商工会は、3年ぶり開催(10月12日)の「クジラ祭り」の準備に向け忙しくされていました。
魚は風評被害があるため、できるだけ沖合で操業して北海道などで水揚げして漁業事業を継続されていました。養殖ものは、わかめと牡蠣が今シーズンから出荷ができそうな状態でホヤは、あと約1年半はかかるということでした。
午後から、石巻市大街道の「にじいろクレヨン」(昨年度アクティビティ先)を訪問しました。私たちも近隣の仮設住宅集会所と小学校の運動場で遊び支援に参加し、代表の柴田さんから市街地の仮設住宅が様々な地区から住人が入居しており、2年少々経過しているものの新たなコミュニティを作るのに時間がかかり、子ども達にストレスがたまっており、それらをケアするために放課後の子ども遊び支援活動をしているとの説明を受けました。
あたり前ですが、モノからヒト、そして「心の支援と継続」が重要であると痛感いたしました。当クラブは、今回の現地訪問で得られた情報を精査し、今後のアクティビティの方向性を話し合い、時間の経過に合致した復興支援運動を展開したいと考えています。
鮎川地区
牡鹿総合支所より山側を望む
鮎川地区
石巻市稲井牡鹿商工会内の製氷機
石巻市市街地の小学校
にじいろクレヨン代表の柴田氏と杉山幹事
同地区の仮設集会所で遊び支援
子どもの顔が映らぬよう画素数ダウン